【セイコー】キネティック アークチュラの電池交換は、アマチュアには難解?!
こんにちは、てんきん28号.です。
こんかいは、【セイコー】キネティック アークチュラ(5M42)を、紹介します。
キネティック アークチュラ(5M42)は、電池交換とバンド交換の問題を解決出来れば、ほぼ永年使用できます。
特に、電池交換を約5〜10年の頻度で交換してあげれば、本当に永年使えると思います。
(まだ、永年使用しておりませんので、想像です。)
電池交換は、注意すれば、アマチュアでも交換できます。
キャパシーターが曲者(機械時計式のクオーツ)
キネティックアークチュラが発売した当時は、エコ全盛の時代だったので、電池交換不要がハートに刺さりました。
しかし、購入してから10年くらい経った頃から、電池交換が必要?と感じる事が多発しました。
しばらく、時計を着けていないと、時計が再始動しなくなりました。
今考えると当たり前ですが、電池が昇天してしまうと、蓄電できなくなり、腕時計が動かなくなります。
キネティックの構造は、自動巻きローターを駆動させて、発電した電力をボタン電池に蓄電します。
電池交換は、難しくないと思います。
しかし、電池代が年々値上がりしている様に感じます。
10年前は、電池が数百円だったと記憶していますが、現在は¥2,000〜3,000くらいします。
電池は、ボタン電池ですが、端子が半田付けされているので、製品の型番を購入しましょう。
電池の型番で、購入するのは、やめましょう。
型番:30235MY(3023-5MY)
電池型番:TC920S(純正のMaxell:TC920S、純正のSII:SL920)
サイズ:0.95 x 0.95 x 0.2 cm; 10 g
電圧:1.5V
付属品:プレート、茶色の絶縁シート(ネジは同封されていない。無くさない様に。)
また、構造は簡単ですが、ビスが小さくて、精密ドライバーが入りません。
ビスが外れたら、電池を止めている鉄の板がシナって、ビスが飛んで行きます。
とにかく、電池交換には、根気が必要です。そして、老眼にはビスが見えない事です。
私の様な素人には、ビスを何個も無くしました。
キャパシター(電池)を交換してみよう!!
You Tubeやネットで調べると、ムーブメントを外して、キャパシター交換している人を良く見かけます。
市販の精密ドライバーでは、ムーブメントのネジに噛みません。
精密ドライバーを、自作している人もいる様ですが。
私は、ムーブメントを外さずに、キャパシターを交換しています。
昔は、整備手順書がネットに、落ちていた様な気がしますが…..現在は、確認出来ません。
その為、電池交換の正しい手順は、判りません。
1.表面ケースの四隅のネジを抜いて、ケースを取る
2.内部のバネを押しながら、竜頭を抜く(竜頭をはめる時には、位置が重要)
3.キャパシターを固定しているカバーのネジを外して、キャパシター交換完了。
キャパシター(電池)を交換で失敗した事
ビスを良くなくす事が失敗?!
構造は簡単ですが、ビスが小さくて、良くなくす事です。
ビスが外れたら、電池を止めている鉄の板がシナって、ビスが飛んで行きます。
とにかく、電池交換には、根気が必要です。そして、老眼にはビスが見えない事です。
私の様な素人には、ビスを何個も無くしました。
しかし、ビスは一般に購入出来ませんでした。
専門店や大型量販店を、廻りましたが、販売しておりませんでした。
対策としては、作業台で作業を行うのでは無く、作業シートを敷いて、寝て作業を行いました。
この方法だと、ネジが跳んでも、落下地点が判りやすい事です。
また、ネジが二次三次跳ねが無い事です。
しかし、ネジは一般的購入出来ませんが、作業工具は100円均一でも購入できる様になりましたので、良い時代になりました。
正面側からアクセスした事が失敗
自動巻きローターが外せなかったので、正面から交換を試みました。
秒針〜分針〜時針を外して、文字盤を外しましたが、構造的に正面からキャパシターにアクセス出来ないので、交換出来ないことが解りました。
しかし、問題は元に戻せない事でした。
時針と分針は戻せましたが、秒針が戻せません出した。
最後は、力技で戻しましたが、秒針はグニャグニャに曲がってしまいました。
秒針は、非常に繊細な造りなので、正面は触らない様に作業を心がけましょう。
充電は、人力ONLY
キャパシター(電池)交換が終わったら、ワインディングマシーンで充電と行きたいですが、対応しているワインディングマシーンは一般には販売されていません。
(過去にセイコーからワインディングマシーンが販売されていた様ですが、現在は販売されていません。)
その為、回転する機械に設置してみましたが、駄目でした。
回転数が、高回転では無いと、充電できませんでした。
人力で、ひたすら振り続けると、普通に充電出来ました。
充電は、人力オンリーです。
ブラウンオーラルB充電器もどきでワイヤレス充電?
ブラウンオーラルB充電器で、キネティック腕時計を、充電出来る事を知りました。
社外品を購入し、実験してみました。
結論から申し上げると、充電できました(今だに半信半疑ですが……)。
しかし、充電方法が、ものすごくシビアです。
シビアに感じる理由
理由1:充電台をフラット(平面)にする加工が必要
理由2:充電器に置く位置は、腕時計の文字盤12時付近
また、充電後の消費電力の減りが早い様に感じます。
充電インジゲーターが20秒状態から、約1時間ワイヤレス充電すると、インジゲーターが30秒になります。
しかし、腕に腕時計に装着しないで、約15〜20分放置で、インジゲーターが30秒から20秒にすぐ減ります。
まだ、検証中の為、試される方は自己責任でお願い致します。
バンドが曲者
メタルバンドとメタル+ウレタン混合バンドとウレタンバンドの3種類発売されていました。
私が最初に購入したキネティックアークチュラのバンドは、メタルとウレタンの混合バンドでした。
このウレタンが、1年くらいで、直ぐ切れました。
20年前は、時計屋さんで普通に購入できましたが、¥7,000~8,000位した記憶があります。
ウレタンバンドが切れるたびに、購入しましたが、3回目で馬鹿らしくなりました。
そして、他の時計を購入しました。
オークションサイトでも、純正ウレタンバンドは、滅多にお目にかかれません。
また、メタルバンドの物も希少ですが。
よく、社外バンドを交換されている方がいらっしゃいますが、バンドまで含めた一体デザインなので、社外バンドに交換すると違和感があります。
私も社外バンド(メタルやゴムバンド)に、いろいろ交換してみましたが、シックリしませんでした。
しょうがないので、メタルバンドをオークションサイトで購入しましたが、
予備コマが無いものがほとんどでした。

私の腕は太いので、普通のバンドサイズでは、入りませんでした。
結局、メタルバンドの時計を2個購入し、ニコイチならぬサンコイチで、運用しています。
余談ですが、メタルバンド(形状違い)は、2種類存在する様です。
違いは、バックルの有無です。
詳細や真贋は判りませんが、バックル有りが存在する様です。
初期のデザイナースケッチには、バックルは無いですが、私が20代の事に見た様な記憶があります。
ケースの構造が、曲者?!
腕時計の裏に蓋が付いている構造では無く、腕時計の正面の四隅のビスでケースを留めている構造です。
ビスが錆びて折れる事が、最大の曲者構造です。
ビスが錆びて折れると、ケースは外れますが、再装着出来なくなります。
このネジが錆びる理由は、正面ケースからの貫通ネジの為、腕の汗がケース裏側からネジに浸透するからだと推測します。
ネジ穴は、ケースの裏面から見ると、バンドの固定箇所の為、設計上は安全と判断されたと思います。
しかし、ケース裏面を見てみると、バンド箇所(ネジ穴箇所)の変色が激しいです。
ケースを開ける理由は、電池交換する為です。電池交換しなければ、ケースを開ける必要は、ありません。
また、ビスが小さすぎて、良く無くします。
ビスを専門店で探しましたが、見つける事は、出来ませんでした。
また、折れたビスを外そうとしましたが、小さ過ぎて、穴を開けれませんでした。
結局、部品取り様にキネティックを、何個か購入しました。
私の様な素人には、難解な構造です。
デザインを見にまとう、時計
電池無交換やバンドやケース構造が、とても難解な構造の腕時計です。
所有して20年経った感想は、普通の構造(普通のクオーツ時計、普通のバンド、普通のフタ)なら、こんなにメンテナンスに苦労しなかったと思います。
20年前の理想(デザインが綺麗で電池交換不要)と、20年後の現実(部品交換がしずらくて、電池交換が必要)は、誰も判断できません。
特殊構造は、特殊構造が普及していないと、部品とノウハウが無いので大変メンテし難いです。
しかし、この丸い流線型のデザインを、再現するための構造だと思います。
キネティックアークチュラに感じる事は、20年前も20年後も、ファション時計だと思いました。
20年前は、分が文字盤に表示が無いので、時間が正確に判りませんでした。
20年後は、老眼になり、時計の文字盤がよく見えなくなりました。
20年前も20年後も、結局この丸いデザインが好きだと云う事は、変わらなかった事です。
結局のところ、大凡の時間が判れば良い、デザインを身にまとう時計だと思います。
また、男性目線では、かっこいい時計です。
しかし、女性目線では、20年前も20年後も、あまり興味が無い様です。
まとめ
キネティック アークチュラ(5M42)は、電池交換とバンド交換の問題を解決出来れば、ほぼ永年使用できます。
特に、電池交換を約5〜10年の頻度で交換してあげれば、本当に永年使えます。
電池交換はアマチュアでも交換できます。
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