ステンカラーコートは、仕事以外でも着たいタフコート
ステンカラーコートといえば、私が20代頃は、おっさん臭く見えたり。
ヨレヨレコートの刑事コロンボのイメージが先立ち、カッコよく見えませんでした。
しかし、30代ごろより異様にカッコよく見える様になりました。
頑丈でシンプルな作りで、しかも暖かい事です。
ステンカラーコートから始めよう
作りがシンプルで生地が薄手なので、比較的長い期間着れます。
着用期間は、早ければ9月位から5月位まで着用出来ます。
トレンチコートやチェスターコートもいいですが、飾りが多かったり生地が厚手で、着る機会を選びます。
初めて買う場合は、ジャケットの延長で羽織れる事と本来の雨ガッパとしても羽織れるので着用時期や天候を選ばないので扱い易いです。
日本人にはステンカラーコートは仕事用?
形とキャメル色がいかにも仕事用として見えてしまいます。
キャメル色は汚れ易い色なので、本来は高貴な人が着る色です。
又、19世紀初頭にイギリスで出来たコートです。
ステンカラーコートと言えば、スティーブ・マックィーンでしょうか。
映画ブリットで着用しています。黒のタートルネックや濃いブラウン色のツイードジャケットやブラウンのデザートブーツで濃いブラウンに薄いキャメル色のステンカラーコートは、とても古く落ち着いた イギリス的なイメージと新しいく活動的なアメリカ的なイメージが混合されて、とても新しく見える着合わせです。
この着合わせを見ると、映画ブレードランナーを思い出します。ハリソンフォードが着ているデッカードトレンチは、バーバリーのトレンチコートを改造した物と記憶しております。
又、照明の当たり方により、キャメル色よりも もっと茶色く見えます。
しかし、共通項があります。それは、色では無く、ギャップです。
ブレードランナーのハリソンフォードの衣装のイメージは1940年代のハンフリー・ボガートの私立探偵をイメージしネクタイにジャケットにトレンチコートを着ています。
あんな超越した未来にネクタイにジャケットにトレンチコートの人物が出てきたら、物凄い古い服を着た人と超未来感がある建物があると、超未来感が引き立ちます。
つまり、ステンカラーコートは、上手くギャップを作ってくれるアイテムです。
仕事意外にも色等で外すと、とても上品さと気品とギャップをもれます。
色気は、裾と腰と肩
この服の色気は、一番解り易いのが裾だと思います。
特に背の低い日本人には着て欲しいです。
裾がヒラヒラするのが、着ている本人も見ている人も、マントの様でかっこいいです。
更に、腰のラインが上半身をひねると意外と出るます。フワッとしたコートの中からボディーラインが出ると無骨でかっこいいです。
しかし、男の色気が一番出るのが肩です。
肩から二の腕にかけて、猫背の様に傾斜しており、腕が太く見えます。
肩はラグランスリーブと言われる、クリミア戦争で負傷した時に迅速に手当て出来る様に考えられた形状になります。その為、腕が太く作られていて、ジャケットを着ていても、腕が動かし易いです。
まとめ
袖や裾がささくれ立っても、折り返せば修理出来るので、平気で20年以上着れます。メンテ性もあり、歴史もあり、実用性もあり、ギャップを盛れる仕事以外でも着たいタフコートです。