【長期レビュー】ダナー マウンテンライトで、都会の山を快適に!!
ダナーマウンテンライトには、大変思いれが有ります。
ダナーマウンテンライトを購入したのは、1994年です。
使用歴は、26年に成ります。
購入のきっかけは、バイト先の先輩が履いていたブーツが、ダナーマウンテンライトだったからです。
18〜19歳の私には、1〜2歳年上の先輩が履く、真っ黒に経年したダナーマウンテンライトが かっこ良く見えました。
その当時は、ブーツと言えば、レッドウィング1択でした。
しかし、バイト先の先輩いわく、「流行りのレッドウィングをキレイに履くよりも、オールレザーブーツを自分色に染める方がカッコいい」が、頭に雷が落ちる位 衝撃が走りました。
コーデ
一昔前は、ジーズにネルシャツみなたいな感じが定番だったかな。
今は、ブーツの革の色を出した方がハッピーです。例えば、白ズボンをロールアップして、柄シャツとかのコーデが、色が有ってハッピーなコーデだと思います。
あと、パンツは少し太めが流行ですが、ブーツカットデニムと白Tだけで何もいらないです。
ブーツカットはダサいイメージがありますが、パンツの流行が細身から少し太めになって来ています。
みんな同じ様な格好で、正直飽きて来ました。
不景気もありますが、もっと色が有って、柄が有って他人と違うものを身に付けたくなります。


履きやすさ
最初は、革が硬くて、履き心地は最悪で後悔しました。
しかし、学生時代で金が無かったので、毎日履いていました。
10年位すると革が柔らかくて、履き心地は良くなります。
革が柔らかくなるとヒールカウンターとシャフトの中間辺りにシワが入りますが、味と捉えて履いています。
足首をしっかりホールドしてくれて、つま先にも空間があり、履きやすいです。
難点と言うかしょうがないけど、スニーカーと比べるとソールが少し重い事とアスファルトの上では硬い感触です。
中にインソールが入っていない フラットな構造なので、現代スニーカーの様な足裏にフィットする様な構造ではありません。私は100均のペタペタスポンジのインナーソールを入れて丁度良いです。
しかし、岩場の様な 土と岩が混在している場所を長時間歩く場合は、逆にスニーカーの柔らかいゴムだと足が疲れるので、この位硬い方が逆に疲れません。
さらに、難点を言うと街で履く分にはヒールカウンターが少し高く、登山で使うにはヒールカウンターが少し低いです。
登山で使うには、ヒールカウンターが高い方が足首をホールドしてくれて、立ちゴケしないので歩き方に気を使わないので疲れません。登山で全然使えますが、本来の設計思想のハイキング用途の方が向いていると思います。
私の感覚ですが、登山には都市部用の保温性よりも、通気性の方を優先した方が良いと思います。
その為、現代の設計思想の通気性の良い登山用のブーツが良いと思います。
昔、うちの父が雪山に登っていましたが、オールレザーの登山ブーツに外観が似ていますが、ヒールカウンターがもう一段高かったと記憶しています。
サイズ感
まさに包み込まれる感触で、硬すぎず、柔らかすぎずちょうど良いサイズ感です。
又、メンズ用は幅もEEと広めなので、スニーカーと比べるとワイズを気にしなくて良いです。
私の足のサイズは25.5cmですが、普通は0.5cm大きい26.0cmを購入しています。
あと、ネットで購入するよりも登山系の店舗の店頭で試着してから購入した方が、用途に合わせてサイズを見てくれるので良いかと思います。
頑丈、メンテナンス
とても頑丈です。
元々労働者向けに革靴を造っていたメーカーだけあって、つま先をガンガン当てても、革が少し傷が付く程度で深く傷が付き落ち込みません。(ぶつけたら、ちゃんとメンテしましょう。放置すると本当に傷になります。)
メンテナンスは、私はミンクオイルを半年に一度位のペースで普通に塗っていました。
流石に20年以上経つと、メンテを怠るとサイドの革がひび割れてきました。
しかし、全然 革が割れて、穴が開きません。
値段
約 ¥59,400 税込み(約20年前の価格)ですが、20年以上ソールも換えずに履ける靴として考えると安いです。
本当に良い靴です。
ソールもひび割れやカカトが少しすり減ってますし、革のつま先やひび割れも少しありますが、やっと折り返し地点に来たかなという感じです。
自動車やバイクの運転のし易さ
自動車の運転時には、ソールが厚いので、アクセルやブレーキの感触がスニーカーと比べるとつかみづらいです。
普通の革靴と比べると、ソールの凸凹がペダルに引っかかり、滑る心配がありません。
シビアな運転を求められなければ、普通に自動車運転に使用できます。
バイクを購入した時は、最初はバイク用ブーツを持っていなかったので、ダナーマウンテンライトを使っていました。
と言うより、ズーとバイクで使っていました。
トゥ(つま先)やシューレス箇所が硬い革の為、クラッチを切るときに、足に直に感触が来ないので使いやすかったです。
又、ソールに厚みがあるので、足が短い私には、バイクにまたがった時にちょど良い脚の着地感がありました。
ソールに厚みが無いと、私は足が短いので、立ちゴケしそうで怖かったです。

まとめ
一足は持っておきたい最高のパートナーだと思います。価格も安く無いので、何度も悩んで 何度も試着して選びましょう。
※参考
ネットを見ていて感じた事は、革の質感が明らかに落ちていたり、安い商品があり、偽物かと疑いました。
どうやら、2012年7月6日に日ABCマートがTOBにより、米ラクロス・フットウェア社を連結子会社化した事が発端の様です。ラクロス社は、「Danner」「LaCrosse」を2ブランドを所有するブーツメーカーです。
日本別注の「定番モデルの日本人向けモデル(軽い)」や「定番モデルの派生モデルでゴアテックスを外すことによる安価モデル」があります。
偽物も存在するので、一概に言えませんが、米国製が品質が一番とは言えません。
昔の感じや質感を第一に考える場合は、古着屋を廻った方が良いかもしれません。
参考にダナー マウンテンライトの日本モデル番号と米国モデル番号を記載しました。
日本モデル型番:31522
米国モデル型番:30866
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